2007年3月 2日

日本多読学会退会について

このサイトとブログはSSSの掲示板から生まれました。
その掲示板は「SSS英語学習法研究会」のウェブサイトの中にあります。
そのサイトの中に「日本多読学会」もあります。そしてわたしは昨年9月まで会長でした。ところがいろいろあって、来る3月31日で日本多読学会を退会することにしました。

このブログとも関係のあることだと考えたので、日本多読学会への退会届を転載します。

(これからはわたしとSSSを結びつけないようにお願いしたいと 思います。)

なお、3月3日に「続き」の文中にあった個人名を一つ、「ある人」に変えました。
理由はその人を批判しているように受け取られる可能性があるらしいことがわかったためです。それはわたしの意図するところではないので、変更しました。

みなさん

大変もうしわけないことですが、私酒井は3月31日に
日本多読学会を退会します。

理由は古川さんとの考え方のちがいが大きくなりすぎて、
古川さんのそばにはいられなくなったためであります。

一つには古川さんは事務局長として、酒井が学会内の自由な
議論を阻害しているとメーリング・リストに書きました。
そのことだけでも酒井の存在は学会の自由な議論のさまたげになると
思います。

また、古川さんはSEGで昨年の4月から、はじめて英語に触れる
中学1年生に文法を教えはじめました。これは残念ながら
「わたしの考える多読」とはあまりにちがいます。

ただし、古川さんの方針を非難しているのではありません。
わたしはこれまでもさまざまなやり方を当然のこととして受け入れて
きたつもりです。それはやめた方がいいのでは?というようなことは
ただ一つの場合をのぞいて言ったことがありません。

(そのただ一つの場合がある人が中学生に文法問題集を課している
 ことでした。)

当然のことですが、古川さんに古川さんのやり方をやめた方がいいと
いうつもりはありません。ほかのさまざまなやり方同様、
どうぞ、実験してみてくださいというだけです。
実際、多読はきわめてrobustかつresilientな方法なので、
ほとんどどんなやり方でもある程度の効果は出るようです。
古川さんの「文法を最初から教える」やり方も、学校英語には
効果があるかもしれないし、古川さんのやり方が功を奏せば
学校に多読が入っていくよいきっかけになるでしょう。

けれども、古川さんとわたしは一心同体のように考えられて
いると思います。英語に触れる最初から文法を「教える」ことを
わたしも賛成していると受け取られると、わたしの考える多読の
根本が揺らいでしまいます。わたしはいつも多読のもっとも
素朴な形を示していたいと思います。

そこで、どうしても古川さんからは距離をとる必要があると
考えました。古川さんは、他の人同様、どうぞ好きなように
多読を料理してください。

けれども距離を保つために、古川さんが社長をしているSEGに
事務局を置く多読学会からは離れます。
多読学会の催しには今後もあらゆるスケジュールに優先して
参加します。みなさんとの交流はこれからも大切にしていきます。

Good luck! You need it.


みなさんきっと「酒井はなんて激しいやつなんだ!」とお思いでしょう。
でもね、そういう「激しいやつ」だからこそ多読なんていうとんでもないものを思いついたとも言えるのです。

ぜひぜひこれで「引かずに」ときどきこのサイトをのぞいてみてください・・・ 

祈るような気持ちです・・・