2008年1月18日

「聞き読み」ミチル風TOEIC添え

2、3年前からだと思いますが、多読でペーパーバックを読めるようになった人たちが
どんどん多聴の方に進出して、わたしは追いつくのにやっとといううれしい悲鳴状態です。

わたしの「多読クラス」も引っ張られるように「多聴・シャドーイング」を取りいれて、いまは「簡単な言葉でたくさん話す」方向へ踏み出しました。

ここ1年半ほどみなさんに実験をすすめているのは「聞き読み」または「LR」です。
(命名は「ややこ式」掲示板にも投稿してくれる「バナナ」さんだそうです。)
多読から多聴への橋渡しとして、実によさそう・・・ 
(本当によいかどうか、まだ確信は持てませんが、可能性はかなりある!)

その聞き読みのよいところを「みちる」さんが体験談として書いてくれました。

(初心者向けに別に書いたというのですが、みちるさんのブログに見つからない!
見つかったら、またその「聞き読み手引き」を投稿します。)

なんどか書いているLR(Listening-Reading)について書いてみたいと思います。

何年か前に英語多読に出会って、しばらくはせっせと読んで、
多分1200万語くらい読んでいるでしょうか。
(1000万語で数えるのをやめて、その後はちょびちょびしか読んでいない
というか、英語を読む仕事になってしまい本まで英語は・・・とほとんど読まなく
なってしまいました。)

ただ、英語を読む仕事といっても、英文から必要なところをピックアップする
仕事というのが正確なので、英語を読むというのとはちょっと違うので、
あまり読んでいるという感じはないのですが。

もともと文字列で覚えるというのが苦手なようで、単語帳から英単語を覚える
というようなことができず、
なんだか理論もなしにこれが文法と言われても覚えることもできず・・・といった
感じで、英語と言えば苦手といった感じから読み始めて、
ただ、本を読むことは慣れているので、分からない単語があっても読み飛ばし
そういうのは得意と読み始めていったのでした。

少しは読めるようになってきたかなと思う頃に、聴くのもできるようになれば、
字幕無しに洋画が見られたりしてうれしいかもなんて思って、
でも聴くのも全然できないので、じゃあ本を読みながら聴いてみたらと、
聴きながら読むと言うのを始めました。
で、この聴くと読むとを一緒にと言うのが、通称Listening-Readingで
略称LRになります。(略称はbyバナナさん。)

その時々によって、
聴きながら読むでもいいし、読みながら聴くでもいいのかなと思いますが、
私は最初「聴きながら読む」から始めました。

最初の頃は、黙読だけど頭の中で音読で読んでいたので、知らない単語は、
そこで、なんて読むのかな?なんてつっかかっていたのですが、


次が大事!
☆発音が分かるからつっかからずに読める。
基本的には、訳しながら読むということはなかったのですが、これなら、
ある程度の速さでどんどん進んでいくので、

次の二つも大事 (ただし、聞き読みしながら訳す豪の者もいる!
☆訳している人も、訳する間が無く進んでいくので訳するというくせがなくなる。
また、
☆否応なしに読み飛ばしてくれるので、読み飛ばしができないという人も
ついて行けば、読み飛ばしできるようになる。
こんな利点があるのでは?と思うようになりました。

それから、最初はゆっくり目を聴いていたのですが、少しスピードを速いもの
にあげていったら、


何度も口をはさんでごめんなさい。次の利点にわたし自身も期待したい。わたしは読む速度が非常に遅いので・・・
☆最初追いつくのがやっとと思っていたのですが、だんだん追いつけるように
なり、音が無くても読む速さが速くなった。
そして、ハリー・ポッターの英国版の音源を聴いていたら、

次のは「活字+声調」でいわゆる「情報」が増えるからでしょうね。
☆知らない形容詞が、読み方によって、だいたいの意味が分かったし、
物語が立体的に感じられるようになりました。
(朗読によっては、すごくフラットなのですが、ドラマティックな朗読もあり、
そういうものだと、広がりが出るし、形容詞の意味も分かりやすくなるのです。)

そしてある時、英語の歌詞の曲を聴いていたときに、
☆英語の歌が意味が分かるものとして頭の中に入ってきた。
(いかに、それまで英語の歌詞がただの音だったかが分かる経験です。。)

と、あくまでも音を手助けとして読むということをやっていたのですが、
ある程度音になれてからは、文字を手助けとして聴くと言うことも始めました。


この「音を手助けとして読む」、「文字を手助けとして聴く」??うまい!
それからしばらくは、かなり聴くことをがんばったので、
☆英語字幕をちらちら眺めれば、日本語字幕無しでも映画やドラマが楽しめる
ようになり、
☆テキスト無しでも、ゆっくりとしたオーディオブックなら楽しめるようになった。
(買い物しながら聴いていても意味が分かるくらいになった。)
とまで来ました。

ちなみに、多読初めて1000万語まで二回TOEICを受けましたが、
(というか、今までの人生でTOEICはこの二回だけなんだけど)
一回目580点、二回目680点(Listeningが100点アップ)
多読、多聴(多LR)以外に特に勉強はしていないので、Listeningのアップは
LRによるものだと思われます。

LRもここ二年くらい離れてしまっているので、ちょっと聞き取りが弱くなって
来たかなと思うので、今年はたくさんLRしようと思っています。

特長と思えることに☆つけてみました。


ね、「多読からLRを通って多聴へ」のよい体験談だったでしょ。

来年度の多読クラスでは、「多読からLRから多聴へ」ではなくて、「多読とLR」を一緒にはじめたいと考えていますが、なにしろ多読とおなじでやさしいLR素材をクラスの人数分揃えるのはお金が大変なので、仕方なく「多読からできるだけ早くLRへ行きたい」方針です。で、やってみてどうだったかは、半年後くらいにお知らせします。

いずれにせよ、だれでもすぐにLRを

そして様子を知らせてくださいな。

(まったくの初心者はどうしたらいいか? 楽しめるレベルの素材を見つけるのはちょっと大変かな? 近いうちに「ふ~ん」さんの工夫を満を持して、大々的に紹介します。お楽しみに!

----
2007.1.25 管理人追記
ややこ式掲示板で「聞き読み」について
他のみなさんからのご意見をいただきました。
http://tadoku.org/kb/kb7.cgi?b=yayakoshiki&c=t&id=919