2008年4月23日

英語育児はいかがなものか・・・ 反響?

Merciさんからとても、とても、とても、とても、何度繰り返しても足りないくらい
うれしい、ありがたいメールをいただきました。

どうしてそんなにうれしく、ありがたいのか、
それは読んでいただければわかるかもしれません。

最後にその理由を書きますけれども・・・

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私はマサミさんが真っ向から反対されている「中村敦孔先生」のCTP暗唱メソッドがまだあまりたくさんの方に知られていない頃から始めていました。当時はフラッシュカードやゲームで盛り上げていたありきたりのレッスンをやっていましたので(今考えると恥ずかしいのですが)、私自身がすごく疲れ果てていました。

「いま考えると恥ずかしい」ことなんて、わたしにもいーっぱいあります。
たとえばつい8年くらい前まで、授業で和訳させていたし、
15年くらい前までは「徹底的に辞書を引いて来るように」と学生に言っていた・・・
そんなとき、中村先生には本当にいろいろなことを教えていただき、児童英語講師としてたくさんのことを学ばせていただきました。「多読」という言葉を知ったのも、中村先生のHPで知りましたから、それも中村先生のおかげだと思っています。あれから5年くらいたったでしょうか・・・。私は、中村先生も「日本の子どもたちに本物の英語力をつけて欲しい」と本気で願っている素晴らしい方だと思っています。そして、CD付きの絵本がどれほど、「英語のできない親たち」を救ったかと思うとこども式のブログでマサミさんが言われていたようには、中村先生のお考えになったメソッドをとても悪くは言えません。

Merciさん、反論、ありがとうございました。でも、ありがたい理由はあとで・・・
でも、私の教室では一日一回程度聞いてもらうだけで、全然暗唱はさせませんけど・・・ね。(不思議と誰もしない・・・そうならない・・・謎)何もかも質問ばかりしていた私に中村先生が言ってくださったのは、「最初は私のコピーでも、あなたのお教室にだけにしか生まれてこないオリジナルなレッスンが必ずできてきますから、あまり心配なさらずに・・・」というお言葉
でした。そのときにはよく意味がわかりませんでしたが、今はよく分かります。

それはすばらしい言葉ですね。100%賛成ですね。
ただ、もちろん、間違った考えの下で、間違った方向に進んでしまう母親たちも少なくありません。それは、私もいろんな母親たちに会ってきたので・・・。でも、どのお母さんも、子どものことを思う気持ち、よくなって欲しいと願う気持ちは、誰で
も同じだと思います。それが「愛情」なんだと思います。皆がマサミさんのように「自分が英語を知りたい」と思えればいいけれど、やはり「英語ができなかった」というコンプレックスを持った人たちが多いのも現実です。それはやはり日本の学校での英語教育の問題でしょう。

そうですね。
わたしも、一人一人の「問題」と「学校英語の問題」を混同していましたね。
私は何度か行き過ぎた考えのお母さんたちに出会って「もうこんな考えの母親たちとは、やっていけない」と思ったこともあります。でも、考え直しました。「間違った方向に走りそうになっている孤独な母親たち」を少しでも楽な気持ちにさせてあげられないか・・・と思ったのです。そのために小さな子どもを持つお母さんたちに来てもらおうと思ったのです。

わたしも(主観的には)長い間、「行き過ぎた考えのおかあさんたち」に何も言わずに我慢してきましたが、ついに爆発してしまったのです。そして、かなり後悔しています。

ああいうおかあさんたちのことを、Merciさんのように
「間違った方向に走りそうになっている孤独な母親たち」
と考えることができなかった・・・

今の問題は「英語育児」だけではなく、世の中の「子育て全般」が変な方向に流れていっているような気がします。母親として「生きにくい」状況がどんどん生まれていってるような・・・そんな感じです。だからただ単に「あさはか」だとか「自分のことや世間体しか考えていない」とかは、私には言えません。それぞれみんなが違った状況の中で、悩んだり苦しんだり悲しんだりしていると思います。

英語育児だけでなく、というところはまったくその通りです。
世の中全体が何かにおびえたように「点数主義、試験主義(?)、実績主義」に向かって走っているように見えます。(TOEICなどもその一つの表れのようにわたしには思えます。)
そんな孤独な母親たちが、子どもが自然に楽しく英語がわかるようになっていた、マサミさんのような子育てができてくれば最高だな、と思いながら、今日も私はお教室で絵本を開いています。

Merciさんの教室に通うこどもたち、そしてこどもを通じてMerciさんの思いに
触れることのできる母親たちはとても幸運だと思います。
なぜって、英語育児の光と影をわかっている人に接するわけですからね。

Merciさん、これからも時間のあるときにメールをください。
今回は本当にありがとー!

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で、うれしい、ありがたい、その理由です。
これはこの話題そのものから少しずれます。

今回の「英語育児はいかがなものか?」という話題は、
これまでわたしが自分に禁じてきた話題でした。

それだけに、書いてしまってから、冷や汗でした。
「極論を書いてしまったぞ・・・」とか、
「傷つく人がいるだろうな、どうするんだ?」などと
自問してきました。元の投稿を削除することも考えましたが、
それはそれでわたしの本心に反するような気もしました。

いろいろ考えて・・・
いちばんいいのは、「反響 ?」のYYYさんのように、わたしをたしなめてくれる人が出てくることだと思われました。そうすればわたしの過激な意見は相対化されて、一人突出することはなくなる。傷ついた人も少しは気持ちが軽くなるかもしれないし、なにより、さまざまな意見が出てくることで、わたし自身が自分を外から見ることができる・・・

そういう気もして、削除したい気持ちを抑えていました。
今回Merciさんの「反論」(と言っていいと思います)が出てきて、
かすかに期待していたことが起こりはじめたような気がして、
うれしくもありがたかったのです。

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またまたもっと話題から離れますが、YYYさんの意見や、Merciさんの
意見が出てきたことは、わたしにとって胸をほっと撫で下ろす大事なことでした。

時に「多読教の教祖」などと言われることがあるからです。
そういう風に見られることは絶対避けたいのです。
最近「酒井さんの誕生祭りをやろう」という話が出たのですが、
お断りしたのもそういう気持ちからです。

今後も、だれからも諫められず、反論も出ないようになったら、もう終わりですね。
「それはだめ!」、「もうちょっと考えてから動きなさい!」、
「みなさんにあやまりなさい・・・」って、言ってくれる人がいることを
わたしは本当にありがたいと思います。
これからもよろしくお願いします。