2008年4月29日

Fluency/Accuracyはやめにしますが・・・ 2

Fluency/Accuracyへの反響の続きです。

今回は「グリーン」さんから・・・

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酒井先生、こんばんは。あと少しで地獄から生還できそうな(今、佳境)グリーンです。実は地獄からでもこども式は覗けるのです。

なんでしたっけ、IT関係の話でしたっけ、この前お会いしたときから大変だと聞いているのは? 「地獄から生還」とはただごとじゃありませんね! 早く無事に帰っていらっしゃい!

で、以下の引用の太字部分はわたしが太字にしました。
この話題の大事な部分だと思うので・・・

Fluency Accuracyと言われて、まず私が思い出したのが、なんの間違いか、私が唯一イギリスで受けてしまった英語の試験でした。その名前さえ思い出せず、あったはずのCertificateさえ失くしている、その試験でした。それは、なんでもよいので本を1冊よんで(私がそのとき選んだのは、薄くて読みやすそうだった、Goerge OrwellのAnimal Farm)、それを元に会話するという会話だけのテストでした。その評価の中に、AccuracyとFluencyという項目があって、他にもあったんですが、その2つだけはしっかり記憶していて、他はまったく思い出せない。なぜその2つを覚えているかというと、私の結果は、FluencyがAccuracyに勝っていたんです。嬉しかったんですよね、すごく。総合点はたぶんどうにか及第くらいだった記憶がありますが、FluencyがAccuracyの上をいったことだけで、私は満足でした。とにかくなんでもいいから話し出す、ということがとても難しくて、会話が途切れたり、相手とポンポンとキャッチボールできない悩みは私にとって最大の課題でしたから。滞在10ヶ月くらいの頃ですから、まだまだ会話はお粗末で、自分の言いたいことの10分の1も言えていないもどかしさ、ストレス。。。正確じゃなくてもいいから頭より先に言葉がでてくる、会話が途切れないことが私にとってはとても目標でもあり、それが'英語を話す'ということでした。きっと他の国からきた学生たちが、間違いだらけなのにとにかく話せることが不思議でもありうらやましくもあり、自分もそうなりたくてなりたくて。

気持ち、わかります。わたしもそういう思いをながーい間(20年くらい!?)
持っていました。
(実はいまでも少しある。もっとも今の悩みは簡単な語で離せないこと・・・)
テストの時、'あ、間違えた'なんて思うことは何度もありましたが、でもとにかく相手の言うことを聴いて、それにできるだけ間髪いれずに答える。Animal Farmって実はとても政治的なテーマが隠れている本で、会話の中で'毛沢東'って言いたい場面がでてきて、英語でなんと発音したらいいのかわからず、とりあえず日本語で'モウタクトウ'といってみたら、英語で'マオxxxx'と試験官が言ってくれたので、'そうそう、それ!'なんて会話をしてました。テストはあとから思えば、読書感想文的な内容はどうでもよく、実は本でさえどうでもよく、まさしく'話すこと'だったみたいです。

まさにfluencyを試験官は見たかったのでしょうね。
その記憶のせいなのか、Fluency=流暢 の図式は実は私にはなくて、言われてみて'日本語だとたしかに流暢って思うだろうなあ'と気づきました。そしてCOBUILDにもそう書いてある、アルパカさんの言うとおり。でも、変ですよ。だって試験官だって私の英語がさほどAccurateでない、でもFluencyはまあまあ、と評価したんです。つまりNativeでも(それは英語教育の世界だから?)Fluencyに正確さはおまけという漠然とした認識がある??

おまけかどうかは別として、英語教育の分野ではfluencyはそのようです。
私の偏ったFluency観では、Accurateは多少必要(相手が混乱するほど間違えているのはまずい)でも、言いたいことはよくわかるよ、楽しい会話だったね、というのがFluentな会話 (とっても勝手な解釈ですが)
あ、会話ってつけると少しわかりやすくならないですか?
Accurateな会話=つまらなそう。。。 
Fluentな会話=楽しそう!

なるほどね! たしかにわかりやすい!!
余談。Accurateももしかしたら、私たちの認識はちょっと違うかも。Accurateは一箇所のミスも言い直しもない、SVO文型だとどこか思ってやしないか?たとえば、I meet Sakai-san yesterdayといってしまったあとで、No, I met Sakai-san yesterday, と言い直してもそれはAccurate的には全然問題ないはず?

ないですね。その間ずっとボールはやりとりされているわけですね。
これはおもしろい例だ!

・・・ もうfluencyは言わないことにしますが、こうしてみなさんの
お便りを読んで、考えるうちに、少しずつわたし自身の考えがはっきりしてきますね。

グリーンさん、みなさん、ありがとー!