2008年6月17日

親はこどもを後ろ姿で「支援」する(?)  続続続続続

「せにょーる・ジェンナー」さんによる実験報告、第6弾です。
(これでやっと報告メールに追いついた!)

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前回の報告の中に、「Euroが始まり大変だ」と書きましたが、このEuroをヨーロッパの通貨だと解釈されていた方が多いのではないか、とひめに指摘されました。

2008年6月に、Euroと言えば、サッカーのヨーロッパ選手権にきまっとるではないか!

昨日スギソーで数名の男子と会いましたが、あいさつは、「Euro見てる?」「見てますよ、やばいっすね、オランダ。」というものでした。バスケ部顧問のY大先生に、私は会うなり、「Wowwow加入したんだよ。」と言うと、彼は、「え!じゃー全試合見れるじゃないっすか!いいですね!」という反応でした。この時期にWowwowというだけで、Euro=サッカーヨーロッパ選手権ということが伝わるのです。

しかし、辞書を引いても「ヨーロッパサッカー選手権」とは載っていないだろうなぁ。やはり「辞書はひかない!」「わからないところはとばす!」です。そうすれば、私が言ったEuroが少なくとも通貨ではないことはわかるでしょう。


日本ではごく一部の人しか通じないと思われますが、サッカーのヨーロッパ選手権なんてものがあったんですねえ、 世の中は広い・・・
実験報告です。

6月15日、ついに、カセットテープに録音成功しました。音源は、CDに落として酒井先生にお渡しします。(酒井先生他多読キャラバンのみなさんには、昨日少し聞いていただきました。)

使用したのは、Stage 4です。弟はこれまで「4年生用だからいい。」と言っていたのに、録音と聞いて食いついてきました。しかし、きょうびのガキはビデオに撮られることになれているんだなぁー。私は録音やビデオで自分の声や姿を見るの非常にいやですけど。

弟は、「変態男子リピーティング」と、「日本語によるナレーション」ですね。

例えば、

私「They came to play with Kipper.」
弟「セケーレキッパ!新しい家でアイスペロペロなめてんじゃねぇ!」
という感じです。もっとも受けたのが、
私「Mum was cross.」
弟「Mum was コラーーーーー!お母さんは怒っちゃいましたよ!まったくもう!」
「cross=コラー=怒ってる」奴の脳内では、このような「認知」が行われていたのか!ソシュールもびっくりだ。(ソシュールがわからない人は「とばす!」)


ソシュールはわたしは飛ばしますが、crossが音として「コラーーーーー」に聞こえた可能性もありますね。
glassが昔は「ガラス」に聞こえたようにね。
その後姉も参加するのですが、姉は「自分で読む!」と言い出し、読み出しましたが、超日本語読み。しかし、完全なローマ字読みにならないところはおもしろい。読み方がわからなくて、私のリピートをするときには、弟よりもかなりクリアに英語っぽくリピートします。

しかし、「自分で読みたい!」という気になってきたのですね。ちなみに彼女は幼稚園年長くらいで漢字がぽつぽつ読めるようになりました。本人いわく、テレビの「字幕(最近やたらとバラエティー等で字幕が入りますよね)」で覚えたとのこと。その当時は目に入るあらゆる漢字を発声していました。どうやら「文字を音声化する」欲求は、チョムスキーが言うところの、言語獲得装置に内部に、まーいいや。そんな話。


チョムスキーの言語獲得装置も飛ばしますが(わからないものはどんどん飛ばす!)お姉ちゃんが「読みたい欲求」に駆られていたことはテープを聴いてると伝わってきました。もし学習というなら、これこそ「学習」だなと思いましたね。「たちまち身になる学習」ですね。
さて、昨日の夜は奴らから「今日は録音しないのか!」という要求がありましたので、しました。一昨日もそうでしたが、録音した自分の声を聞いてキャーキャー笑い転げるのです。(だからそうとう「受け狙い」なので、その点は分析のときに考慮に入れないといけない。)

弟は相変わらず変態リピーティングでした。姉は、今回はStage 1+をやりましたが、ほぼ普通に私の助けなしに読めました。1+はCDつきのセットを自腹購入したものです。(確か報告第一回か第二回だと思います。)現在CDプレーヤーを猫に壊され使えないのですが、彼女の脳内には数週間前に聞いたCDの音声が焼きついているのでしょう。

日本全国の中学校高等学校で毎日教科書の本文の朗読CDを何万人もの無邪気な若者がリピートしてますが、音が脳内に焼きつくことが起きるでしょうか。

うーむ。結局「学校英語」が人間本来の言語獲得装置の電源を切ってしまっているのか。

やればやるほど、研究心に火がつくORT実験であります。


その調子でどんどん火をつけていってください。
これほど詳細かつ、気分次第で、読んでいておもしろい報告は滅多にないと思われます。しばらくはお願いします、結果はどうあれ!